駄文
□言い間違いにはご注意!
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「俺もそろそろ寝る。お前も部屋に戻って早く寝ろ。」
そう告げるとゼルガディスはアメリアの側を離れ、ドアに向かい扉を開ける。
しかし一向に立ち上がる気配のないアメリア。
それどころかニコニコと満面な笑みで椅子に座っている。
ゼルガディスは疑問に思い、口を開いた瞬間。
「今日はゼルガディスさんと一緒に寝ます♪」
気持ちいいほどアッサリ言われ、ゼルガディスは明日リナからの「いじり」を考えると頭を抱えた。
「それじゃ部屋を借りた意味がないだろう。」
「大丈夫です!リナさんと同じ部屋なんで♪」
またもアメリアは笑顔。
リナと同じ部屋だからこそ尚更ゼルガディスは頭を抱えた。
後先考えずに行動するとこがアメリアらしいが、いくら公認の仲といえども一夜を共に過ごすという事をそれなりに想定して頂きたいものだ。などと考えている内にアメリアの顔が曇り始めた。
「やっぱりご迷惑ですよね…、ゼルガディスさん疲れてらっしゃるし…すみません。私、やっぱり部屋に戻りますね!」
そう言ってアメリアは作り笑いをゼルガディスに見せると腰を上げ、ドアへと足を進めた。
とぼとぼ歩くアメリアを横目に溜息をつく。
「…今日だけだからな。」
「えっ、…じゃあ!」
「朝は自分で起きろよ。」
「はいっ!」
アメリアは嬉しそうにベッドへ走ると、ベッドに潜り込んだ。
「ゼルガディスさん!早く早く!」
「………。」
ベッドから手招きするアメリアを見てゼルガディスは一息つくと、ベッドへ足を運んだ。