駄文
□PRESENT FOR YOU
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「あれ?ん〜。あ、こうだ♪」
え?何をしてるかって?
うふふ、誰かさんじゃないですけど秘密です♪
ゼルガディスさんには内緒で作ってる物なんです♪
今すごく寒いから早く作って上げたいんです♪
あっ!誰か来た!隠さなきゃっ!
静かにドアを叩いた主に返事をすると、作っているそれを棚へと隠す。
隠し終えるとアメリアはドアを開けた。
「遅くなりました、どうぞ。」
「何かしていたのか?」
ぎくぅっ!
アメリアのわかりやすい反応にゼルガディスは喉を鳴らし笑う。
「な、何も作ってませんよ!」
「…そうか。」
「??…ゼルガディスさん…?」
少し不満そうなゼルガディスを見ては覗き込む。
「…そろそろ飯だそうだ、お前も用が終わったら降りてこい。」
アメリアから目を背けるように遠回しに気になると告げ、ゼルガディスは部屋を出た。
そんなゼルガディスの背中を見送ると、アメリアは棚の物を見てはホッと息をつく。
「バレてない…かな?」
棚を閉めると1階へと足を進めた。