駄文

□RAIN
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部屋に戻ると、明かりはつけられていなかった。少女の姿を探すが見当たらない。
ふと脱衣所に目を向けると明かりがついていた。
まだ風呂に入っているのか…とドアを開けると、そこには濡れたままのアメリアが倒れていた。


「アメリア!おいっ!」

アメリアを抱き抱え、頬を叩くが返事はない。額に手をあてると直に熱が伝わる。

「阿呆。…これは不可抗力だからな。」


ゼルガディスはアメリアの服を脱がし、設備されていた服を着せるとベッドへ運んだ。

「しっかりしろ、アメリア。」

暖かくさせているが熱は下がらず、苦しそうにするアメリア。

「ゼル…ディ…さ…」

寝言で呼んだのだろう、弱々しく伸びた手がゼルガディスの服を握る。
ゼルガディスは立ち上がり、上半身だけ服を脱ぐと、アメリアの上半身も脱がし、アメリアに覆いかぶさった。


「…俺の肌で熱が吸えるかわからんが…。」


ゼルガディスはアメリアを抱きしめたまま、いつの間にか眠ってしまった。


 
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