駄文
□RAIN
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部屋に着くと、少女は棚からタオルを取り出す。
「おい、アメリア。」
「なんですか?」
ゼルガディスにタオルを差し出し視線を合わせる。
「お前わかってるのか?!」
「何がです?」
「だから、その…同じ部屋に男と女が一緒に泊まるのは…まずいだろ。」
「ゼルガディスさんだから大丈夫です♪」
アメリアは冷えた体を温めるため、風呂場に向かった。アメリアがドアを開けたその時、手首を捕まれ脱衣所の壁に押し付けられた。
「ゼ、ゼルガディスさん…?」
「…お前は俺の事を男として見ていないんだな。」
「何言って…んっ!」
ゼルガディスは無理矢理唇を奪うと、アメリアの頭上に両手首を片手で抑え付け、もう片方の手で胸を掴み揉み朶く。
「…っ、…や…っ!」
アメリアは首を振り、抵抗するが男の力には敵わなかった。
濡れたままの服がアメリアの体のラインを露にする。
ゼルガディスは唇を解放すると、首筋に唇を這わせる。
「ゼルガディスさん…やめ…っ…!」
ゼルガディスはアメリアのベルトを外し、服の中に手を入れる。
アメリアは目をキュッと紡ぐと、さっきまでの感覚が引く。
「…男…俺はこういう奴だ、もう少し警戒心を持て。」
涙を溜め、怯えて震えている少女。ゼルガディスは風呂場を後にし、部屋を出た。