駄文
□関係
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「リナさんとガウリイさんってどんな関係なんですか?」
ぶふぅうっ!
「…そんなに動揺しなくても…。」
あたしは夕食後、泊まっている宿のアメリアの自室にてお茶をしていた。
あたしが吹き出した紅茶をまともに顔面で受け止めたアメリアは落ち着いた様子で顔を拭く。
「あ、ああああんた!急に何言い出すのよっ!」
「だって気になるじゃないですか!ちょっとくらい教えて下さいよ♪」
アメリアはテーブルに肘を付き、頬杖すると興味津々とあたしをまじまじ見る。
どんな関係…って言われると困る。意識してるのは確か。便利アイテム…もとい、一仲間として見ているのも確か。というかガウリイがあたしの事を異性として見ているとは到底思えない。
「…ガウリイとはただの仲間。そんな風に見てないわよ。」
「えー…。」
アメリアはうなだれると、つまらなさそうに足をばたつかせた。
「と、とにかく!あたし達はあんたが考えてるような関係じゃないの!」
「え〜っ!絶対リナさんとガウリイさんは両想いですよ〜っ!」
「だぁぁあああもうっ!やかましいっ!とにかく!あたしは部屋に戻るから!」
あたしは羞恥心を隠しつつ、アメリアの部屋を出た。