駄文

□PRESENT FOR YOU
1ページ/8ページ



「あれ?ん〜。あ、こうだ♪」







え?何をしてるかって?
うふふ、誰かさんじゃないですけど秘密です♪
ゼルガディスさんには内緒で作ってる物なんです♪
今すごく寒いから早く作って上げたいんです♪


あっ!誰か来た!隠さなきゃっ!


 




静かにドアを叩いた主に返事をすると、作っているそれを棚へと隠す。
隠し終えるとアメリアはドアを開けた。

「遅くなりました、どうぞ。」

「何かしていたのか?」


ぎくぅっ!

アメリアのわかりやすい反応にゼルガディスは喉を鳴らし笑う。

「な、何も作ってませんよ!」

「…そうか。」

「??…ゼルガディスさん…?」

少し不満そうなゼルガディスを見ては覗き込む。

「…そろそろ飯だそうだ、お前も用が終わったら降りてこい。」

アメリアから目を背けるように遠回しに気になると告げ、ゼルガディスは部屋を出た。
そんなゼルガディスの背中を見送ると、アメリアは棚の物を見てはホッと息をつく。

「バレてない…かな?」

棚を閉めると1階へと足を進めた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ