短編

□媚薬のちから
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ゾロが悪い。
付き合ってるのにも関わらず、私の事いっつも放置してさ。
だから仕返しとしてゾロのお酒に媚薬入れてみました。




「………」

「あら、ゾロどうしたのアンタ」

「ああ…?」

「なんか顔色悪いわよ?」

「…なんでもねェよ」




いつもより眉間に皺を寄せて、いつもより早く夕飯を食べてる。
そんな違い、誰にだって分かるよ。

ナミの指摘にゾロは平気そうに答えた。
けれどやはり身体の限界もあるだろう。
ゾロが席を立った。




「ゾロ?どーしたの、」

「なんでもねェよ」

「ちょっ…」




ぱたん、と扉の閉まる音がキッチンに鳴り響いた。




「…私、ちょっと見てくる!」




居ても立ってもいられなくなって、部屋を飛び出した。

やっぱり、媚薬なんてやめておけばよかった!
いくらゾロが構ってくれないからってこんなのダメだ。…謝ろう。謝って、ゾロにゆっくり休んでもらおう。





「ゾロ?ここ開け、」





男部屋の戸を叩くと同時に扉が開き、私は引き込まれた。

もちろん、引き込んだのはゾロ。気づいたらゾロの腕の中にいた。




「お前な…、変な薬仕込んでんじゃねェよ…っ」

「うあ。やっぱりばれてた」

「……ちゃんと責任取れ」

「え?ちょ、やっ」




媚薬のちから
(満足したか?)(はい…)(ほォ、俺はまだだ)(ちょっ…待っ)

盛ってんなよバーカ!…そうしたのは私でした



     * * *
珍しくゾロ更新。やばいなー最近ワンピースから離れてるからゾロがどんな口調だったか覚えてないwww
今度映画やるし、前もってアニメ見直しましょうかね!


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