novel

□高威拍手
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※裏表現を含みます。苦手な方はご注意下さいませ。


晋助と肌を触れ合わせるのは心地いい。エッチの後の汗ばんだ肌と肌が吸い付くような感触にすごく安心する。このときばかりは戦いなんて忘れて暖かい気持ちと好きっていう気持ちでいっぱいになる。ずっとずっとひっついていたい。俺は晋助にぎゅっと抱きつく。胸と胸がひっついて晋助の鼓動が直接伝わってくる。眠りを誘うようなゆったりとした速度。
ちらり。晋助を見やる。眩しいくらいに優しい眼差しで俺を見つめてくれている。その上俺のほっぺたを撫でるもんだからなんだかどきどきしてくる。こんなにひっついてるからきっと、俺の鼓動も晋助に伝わってるに違いない。

「おい、何一人で盛り上がってんだァ?」

「だって、晋助がずっと見てくるから…」

「…ほう、俺に見られたら興奮すんのかァ?テメェはよォ…」

「それは……、っあぁ!」

俺がなんとか言い訳をしようと言葉を選んでいると、まだ繋がったままでいたのをいいことに、晋助が強く突き上げてきた。さっきまでの快楽の余韻が突然の突き上げで強い快楽を引き起こす。それを知ってか知らないでか、晋助は構わず腰の律動を続けてくる。俺はそれに何とかついていこうと晋助の首に腕を回す。揺れるたびに頬を掠める晋助毛先と微かな吐息が愛おしい。

「あっ、あ…ン、晋助っ…ダ…メ……っ」

「何が、ダメなんだよ…んーなに締め付けといてよォ…、止めて欲しいのかァ?」


そう言うと晋助は腰の動きを止めてゆっくりと抜こうとする。晋助がそんな意地悪をするから、思わず晋助をぎゅっと締め付けて首を振る。

「ちが…っ、違うヨ…、これ以上イッたら、意識飛ぶかも知れないから…ダメって…」

「んなもんいつものことだろ…。安心しろよ、ちゃんと後処理くれェしてやっからよ…」

腰を掴まれ激しく腰を打ち付けられる。打ち付けられる度に襲ってくる強烈な快楽が俺の射精感を一気に近づけさせ、意識を一気に遠のかせていく。なんとか繋ぎとめている意識という名の一本の糸で晋助の名を呼ぶと、額に張り付いた前髪を整えてから優しく口付けられた。柔らかい感触…晋助の肌も、唇も、指も、声も、全部全部全部全部、大好き。それをちゃんと伝えたいのに、気持ちよすぎて、うまく言葉にならないや。

「んぁっ…!あっ、あぁン…しん、すけ……!」

「っ…あぁ?なんだァ?」

「ふ……っン、あの、ね…っ、あぅ、…あの…っ」

「ははっ…何言ってんだ、よ…!」

俺が上手く喋らないのにじれったくなったのか、限界が近づいたのかは定かではないが、晋助は俺の顔の横に手をついて腰の動きを速くしていく。

「ひぁっ!あ、あっ…ダメ、し、…すけ……ダメっ…!」

「……うるせェよ、黙ってイッちまえ…」

「ふぁっ…、あ、あ、…っあぁぁぁ!」


晋助が一際強く突き上げられた瞬間、俺は射精して意識を手放した。
別に意識が飛んだ後が心配なんじゃないんだヨ、晋助。だって意識が飛んじゃったら、晋助がイク時の表情も、その後俺のことを見つめてくれている目も、いつも俺のことを綺麗にしてくれている優しい手つきも、全部わからないじゃないか。今日こそはそんな晋助を見ようと思っていたけど、やっぱり今日も頭が真っ白になっちゃったからそんな晋助が拝めるのはまだまだ先みたいだ。


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初代拍手に置いていた駄文です。
駄文と言い張る作品を果たしてわざわざ来てくださった方々に見せてもいいのかいなか…。
お粗末さまでした。

2012.04.13.
姫様


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