書斎 〜弐〜

□散る焔 散る華
1ページ/7ページ

「ああ・・・シリウス。“HANABI”だ」


リーマスは、『Fire Work』のことを、『HANABI』という。

綺麗な言葉だから、と愛おしそうに。

それに負けないくらい綺麗な人が、そう言う。



だが、今はその面影はほとんどない。

彼はベットの上で、“HANABI”を見ていた。

もう・・・明日をも知れぬ命で・・・。



 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ