15万打リクエスト

□My Sweet Baby!
2ページ/5ページ


「はぅ、ん…あ、はぁ…」

甘ったるい声に、静雄は咥えていた小さな突起から唇を離して、それを指先で愛撫する。先端を掠められれば、ほんの小さな部分に関わらず身体に鈍い電気が走ったような感覚が駆け抜けて、臨也は小さく跳ね上がった。
まだ乳首しか弄られていないと言うのに、呼吸に合わせて恥ずかしい声がはらはらと唇を滑り落ちる。

「手前、乳首好きだよな」

「…っだって、ん、きもちい、んだもん…っぁ、はぅ…」

面白そうな、けれど妖艶な空気を纏う静雄の表情。臨也とは違い余裕なその表情は腹立たしいが、同時に惹かれてしまう。
もっと気持ちよくなりたい。

「くち、がいい…っ、さきっぽ、いっぱい舐めてよぉ…」

甘く溶けるような強請る声。耳から下腹を擽るようなその声に、誘われるがまま静雄はぷくんと立ち上がった乳首へ再び舌を這わせた。
途端に細い腰が跳ね、熱に浮かされた顔がとろんと緩む。

「ぃや…あンっ、は…ぁあ…」

「乳首だけでいけるんじゃねぇか?」

「んン…っ、いや…下も、触ってよ…」

潤んだ瞳が、静雄を見つめる。ゾクゾクとする感覚が背筋を走り、静雄は熟れた乳首から唇を離した。
…しかし、静雄は臨也のズボンには手をつけない。お預けを食らっている気分の臨也は静雄へ首を傾げて見せれば、静雄はニヤリと笑う。

「触って欲しいなら、自分で脱いでお願いするのが当たり前だよな?どうせもうガチガチなんだろ?」

手前の淫乱なここは、そうなんだろ?それはまるで魔女の甘言のよう。
当たり前なんかじゃない。言いくるめられたくない。…でも、嘘はつけない。既にズボンの中が窮屈で仕方がないのだから。

「ばか、へんたい、きちく」

「褒めてるのかよ」

普段は饒舌なこの口も淫欲には弱い。
最後に静雄の頬を力の入らない手で平手打ちをすると、躊躇いながらもゆっくりとベルトを抜いて、ズボンを脱いだ。
下着は既に内部からの押し上げに小さな山を作っており、羞恥心を煽られること他ならない。
どうしても自分で脱がなきゃ駄目か、と訴えるように静雄を見るも、その表情は変わらず不敵な笑みを浮かべている。
仕方無しに震える指で下着を下にさげれば、存在を主張するかのごとく固くなり勃ち上がったペニスが飛び出した。

「ほら、早くそこに寝転がっておねだりしろよ。犬だってできるんだから手前にも出来るよな?」

羞恥を掻き乱され泣きそうになりながら、おずおずと足を開く。
此方を見る静雄の目を見ないように視線を逸らしながら、シーツをぎゅっと握り締めた。
言わなきゃ始まらない。1回言えばいいのだ。たった、1回。

「弄って、くださ…い」

恥ずかしくて逃げ出したい気分だった。でも、静雄はそんな臨也を楽しそうに見つめたまま、わざとらしく問いかける。

「何処を?乳首か?」

「違…っ俺の、下の…」

言えない。恥ずかしくて俺の口からは、とても。
下唇を噛み締めて、潤んだ威力の無い瞳で静雄を睨み付けると、静雄はニヤリと笑った。分かってるくせに、性格が悪すぎる。
…と、ようやく静雄の手が下に伸びた。


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ