15万打リクエスト
□甘く堕ちて、
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「馬鹿、最悪、変態」
臨也は働かない頭で、小学生さながらの悪態をついた。
下着の中が気持ち悪い。足を動かすだけで、吐き出した精液が萎えたものや太股にまとわりつくのが分かる。
体勢が体勢なせいで、後ろにまで回ってきて気持ち悪いことこの上ない。
「殆ど乳首しか触ってなかったのにな」
「…っ、仕方ないだろ、個人差!」
そんな個人差必要ないのに。
そんなことを思っていれば、いきなり抱えられ俯せにさせられた。
起き上がろうと膝をつくと、ズボンを脱がされる。恥ずかしさに抵抗しようとするも、手を伸ばせばバランスを崩して、尻を突き出したような体勢になってしまった。
そのまま下着まで下ろされてしまう。
「ベタベタだな」
「…っ」
何も言えないのが恥ずかしい。
赤らんだ頬を見られまいとシーツに顔を埋めると、静雄の手が臨也の双丘を掴み、左右に開いた。
思わず跳ね上がり逃げようとするも、勿論逃げ場など何処にもない。
静雄の指先が後孔に触れて、そのまま分け入った。
始めは痛いものの、慣らすように内壁を愛撫され、くちゅくちゅと淫らな音が響きだす。
「んぅ…やあ…っあ!ふぁ…っそこ、だめなの…!」
2本に増やされた指で前立腺を擦られ、臨也はシーツに顔を埋めたまま頭をブンブンと振った。
しかし後ろから声はなく、何も言われないのも落ち着かなくて僅かに顔を上げた時だった。
ぴり、と、先刻まで散々弄られていた乳首に、痺れるような感触が走る。
「やっ、え、ゃだ…っ!」
静雄の指が乳首を苛んでいる。それだけで、感度が上がってしまう。無意識に静雄の指を締め付けている自分の身体が煩わしい。
静雄は、臨也の耳元に口を寄せると、吐息を吹きかけながら囁いた。
「自分で弄れ。両方な?」
「っ、え…?」
一瞬理解が出来なかった。
しかし、後孔から抜かれた濡れた指で乳首まで手を持っていかされ、分かってしまう。
恥ずかしい。恥ずかしい。でも。
素直に、熟れて真っ赤になった乳首を指先で挟んだ。
自分の指なのに、指図されたと言うだけで身体は過敏な反応を示す。
「左右に捻ってみろ」
言われた通りに、摘まんだままくりくりと指を捻る。
そうすれば、腰の奥が疼くような感覚が背骨を駆けた。
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