15万打リクエスト

□恋々依存
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「ぁう…ん…っあ!ゃっ」

内壁を満遍なく刺激するように動く静雄の指に、臨也は静雄の肩にしがみついて嬌声を上げる。
ほんの数分前に入れられたばかりの指は、既に3本にまで増やされているものの痛みは無い。
自身から溢れた液と静雄の唾液で、ぐちゅぐちゅと間断なく響く音のせいだ、と思えば、恥ずかしくて逆にその指を意識してしまう。
容赦なく気持ち良い場所を擦られ、甘ったるい声が溢れた。

「すぐに緩くなるなんて、とんだ変態だな」

「う…るさっ、ァ…も…早くしないと10分、経つぅ…っ」

どうにかそう絞り出せば、静雄は気を削がれたように舌打ちしながらも指を引き抜いた。
抜かれた指にすら小さく息を飲みながら、静雄が取り出した欲望に、腹の奥に走った疼きに唇を噛む。

「残り…5分、だな」

「…出来ないなら、止めとけばいい、だろ…っ」

皮肉った言葉を吐けば、静雄の眉がひそめられた。
波江さんに嫌味を長々と言われるんだろうと思いながら、どうせ続けるのを予想しつつ、どうするの、と問いかけようとした時だ。

ぴたり。臨也のペニスに、生暖かい感触が触れた。
びくりと肩を跳ねさせれば、それは猛った静雄の昂りで。
静雄のシャツにしがみついたまま更に紅潮した臨也へ、静雄は色めいた笑みと共に言った。

「コレ。手前の淫乱な穴に入れて欲しいんだろ?
ちゃんと、手前がお願いしろよ。可愛く、な?」

「なっ…!」

頭の先まで赤くなりそうなほど恥ずかしい。
どうして俺がそんなことを言わなければならないんだ。大体、手を出してきたのはシズちゃんなのに。
そう思っても、熱を待ちわびているのは事実。擦り合わせてくる静雄の欲望は、臨也の淫欲を誘う。

「…挿、れて」

「もっと可愛く」

ふざけるな、と今すぐ罵ってやりたい。なのに、そんな余裕すらない。
欲しい。欲しい。
半ば泣きそうな声で、臨也は言った。

「…シズちゃんの、ちんこ、ちょうだい…っ」

「もっと」

「っ、シズちゃんの、で、俺の…淫乱な、とこ、ぐちゃぐちゃにして、よぅ…っ」

恥ずかしくて死にそう。
涙すら浮いてきて、それを拭おうと静雄のシャツから片手を離そうとした時だった。


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