15万打リクエスト

□色欲スイマー
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「結局勝負つかなかっただろ…プール入って損した」

「それは此方の台詞だ、ノミ蟲風情が…」

プールサイドで、二人は並んで荒れた息を整えていた。
地上戦よりも、水中戦の方が幾分疲れる。
故に、次の授業はサボろう、と決め、先に授業を抜けようとした時だった。

突然、臨也の脇腹に静雄の指が触れた。
驚きと羞恥に跳ね、静雄を牽制しようと睨みを効かすも、静雄の手は止まらない。
臨也の肩にかけたタオルに隠れて、ゆっくりと丹念に臨也の白い肌を撫でていく。

「ちょっと、何、して…!」

「黙れ」

そう言った静雄は、臨也の方に目も向けない。
そのくせ、まるで熟知しているかのように、静雄の手は臨也の胸まで到達すると、その飾りに触れた。

「…っ、シ、ズ…っ」

タオルに上手く隠れている上に、元から二人を進んで見ようなんていう奴も居らず、誰もその異変に気がつかない。
勿論見つからない方に限るのだけれど。

「やめ…って、見つかっ、たら、どうする…っ、の?」

濡れた素肌に這う手は熱いほどで、その愛撫をより意識してしまう。
暴れてタオルが跳ねた瞬間に誰かに見られようものなら、登校拒否すらしたくなるだろう。
摘ままれ、潰すようにしては、先端を引っかかれ。溢れそうになる声を必死で唇を噛んで堪える。

「固くなった」

「…っ」

その言葉に羞恥心を掻き乱され身体を縮こませた。
潜り込んでくる手の甲を意地になって摘まんでやれば、僅かに静雄の顔がしかめられる。

「嫌なのか?」

「当たり前だろ、馬鹿じゃないの!?あ、ごめんね、シズちゃんは馬鹿だった」

あえて苛立たせれば、こんなこと止めてくれると思ったのだけれど。

乳首を離れた静雄の手にホッとしたのも束の間。
静雄の手は臨也の背中に回った。
嫌な予感にびくりと跳ね上がり静雄を睨むと、嫌なくらいの笑顔で。

「ば、か!止めてくれな、っぁ!」

水着の中に潜り込んだ手が、さわり、と後孔に触れた。
思わず肩を跳ねさせて再び静雄を睨もうとしたものの、
水で濡れたその場所に指先が挿れられ、睨むことも出来ないまま小さく声を溢す。


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