15万打リクエスト

□愛欲バロメーター
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その肩を押した。
え、と唇から漏れた声に一瞬戸惑ったけれど、もう遅い。
そのまま、押し倒した。

「シズちゃん?」

臨也の状況を把握しない声が漏れる。
その唇は、肌の白に鮮やかなほど紅く。
その場所へ、口付けを落とした。

「んっ…んぅ…シズ、ふぅ…」

無理矢理に割り込ませた舌で、口腔を染め上げるかのように丹念に舐めれば、焦りの混じった甘い声が溢れる。
それを更に求めるかのように、更に深く唇を重ねた。
舌をすくい口腔から引き出し、裏筋を舐めながら甘噛みすると、臨也のしなやかな腰はひくりと跳ねる。

唇に隙間が出来る度に漏れる厭らしい音が、臨也を耳からも犯した。

「ん…ぁ、ふ…、はぁっ
なに考えてんの、シズちゃん!?」

唇がようやく離れて、荒い息を吐き出しながら臨也は声をあげた。
静雄はその言葉に眉をしかめる。

「何って、分かるだろ」

「そうじゃなくってさ!」

その後も、臨也は頭脳を駆使して罵詈雑言を吐き続けるが、
キスの余韻で甘く響く声では全くの無意味だった。
短気な静雄を怒らせることも無く、情欲を誘うものにしかならない。

臨也が悪い。
あいつが、俺を誘うような真似をするから。

はだけたままの胸元に手を忍ばせれば、臨也は驚いて静雄の手を退けようとする。
しかし敵うはずもなく、静雄の指先が、まだ柔らかいその突起を潰した。

「んゃ…」

止めさせようと静雄の腕を掴んだ細い指が跳ねる。
力の無い抵抗を続ける臨也に構わずシャツのボタンを外して、両の胸の飾りを撫でたり潰したりと愛撫を続ければ、すぐに固く尖った。

「感じてるのか?」

「違っ…シズちゃんが、触る、からっ」

紡がれた抑えた声に優越を覚えながら、静雄は更にその胸の突起をなぶる。
唇に咥え込み、尖らせた舌で先を舐めながら甘噛みすれば、臨也の唇からは喘ぎ声が溢れた。

「や、ん…シズちゃん、やだ…っ」

赤い顔で小さく首を振ってそう言った臨也が可愛くて、乳首を執拗に愛撫すれば、臨也はより甘い声を溢した。
普段から、これくらい可愛ければ良いのに。


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