大空のボックス
□ナゼボクハココニイル
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任務の報告が終了して
自室に戻る途中に嫌なやつに出くわす。
王子ことベル
「シシシ、スクアーロなに連れて帰ってきたの?」
「お前には関係ない」
「シシシ、王子知ってる。娼婦連れてきたボスこのこと知ってるのかな?」
「・・・・・切り刻まれてーか?」
「シシシ、まっ、王子には関係ないからいいや。あまり、連れ込むとボスに殺されちゃうよシシシ」
そういって奴は去っていく。
本当に、無駄にここは情報が早い。
どうせ、出所はマーモン辺りだろう
など考えつつ奴がいる場所にもどる。
「ヴぁォォい、戻ったぞ」
部屋を開けるとシーンと静まりかえっていた。
シャワーでも浴びているのかと思い風呂場に行きあけた瞬間固まった。
「おい・・・小僧」
少年は綺麗に洗った身体を
濡れたままで眠っていた。
「風邪引くだろうが」
「・・・・パパ・・・まま・・・」
涙を流す少年に何も言わない。
軽く拭いてバスローブを着させそのままベッドにほうり投げた。
寒いのか小さく震えている少年に布団をかけさせる。
「・・・・」
寝室からでるなりある人物に電話をする。
≪どうした?お前から電話など≫
「話がある」