ホワイトな世界
□新婚夫婦
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1 隣の隣人は白と黒でした。
「ふゥ―、正一さんそっちは終わりましたか?」
「あっ?うん、とっくの昔に」
振り返って見ると綺麗に並べられた食器。
家具が全て配置されていた。
そんな光景をみて満面の笑みで正一に抱きつく。
「さすが、俺の旦那さんだ」
「//////。あっ、隣の人にご挨拶に行かないと!!」
「あっ、そうだ。」
お蕎麦入りとタオルを詰め込んだものを手にとり正一と並んで玄関に向かう。
超高級マンションに引っ越してきた2人は最上階。
この階には2部屋しかない。
今、ツナたちのいる部屋とそして今、向かう部屋。
ピンポーン
《・・・・ハイ》
「あっ、お隣に引っ越してきたものです。ご挨拶にまいりました」
《・・・・ちょっとおまちくだ、ってじゃ!じゃまだ!!「僕もお話したい「邪魔!!》
インターホンの向こうでなにやら喧嘩らしき声。
しばらくすると扉が開いた。
「すみませんおまた・・・」
その顔を見た瞬間正一以外がポカンとしか顔をしていた。
「むく【バンっ】」
「「・・・・・」」
名前を呼ぶ前に閉まるドア。
するとすぐに開く。
「・・・・なんで貴方がここにいるのですか?」
「引っ越したから」
「・・・・・とり合えずお茶淹れましょう。どうぞ。」
中へと案内する。