大空のボックス
□病院
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雲雀×ツナ
病院
「はぁ―、俺って不運な男。」
ビアンキのポイズンクッキング&ランボの手榴弾&イーピンの餃子拳の犠牲にあった沢田綱吉は現在病院に入院を余儀なくされた。
その入院先の病室で前回のごとくパシリにさせられている。
自販機で3人分のジュースを買い松枝杖をつきながら必死に落とさないように病室に戻る。あと少し。
そんな時、曲がり角から出てきた相手にビックリしてジュースを落としてしまった。
その落としたジュースをぶつかりそうになった相手が拾った。
「ありがと・・・う!!!!!」
「やぁ―、君か」
拾った相手をみて顔面の血の気が引いていくのがわかる。
目の前にはこの辺りを統一している風紀委員の雲雀は綱吉が買ったジュースを飲みだした。それをただ黙って見ているだけだった。
(あぁ―、また買いにいかなきゃ)
以外に遠い自販機と自腹のジュース代のことを考えていると頭が痛くなった。
「雲雀さん身体の調子が悪いのですか?」
「いや、暇だから病人達を噛み殺しにきただけ」
(暇つぶしにころさないでください)
など心の声を押し殺し、ため息をついてジュースを買いに行こうとした。
「何処行くの?」
呼び止められ振り返る。
苦笑いしながらジュースというとあぁと小さく声をだした。