ホワイトな世界

□新婚夫婦ラブ 2
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2 悪魔はこちらになります

朝の玄関先で

「いってきます。しばらくの留守を許してください」

「平気!お隣の骸君とお話したりするから」

「それはそれで少し嫌かも…」

嫉妬しているとツナはクスクス笑い正一の唇に甘いキスをする。
それに答えるように正一も繰り返しキスをする

「いってきます」

「行ってらっしゃーい」
新鮮な夫婦の会話
隣の部屋

ここも同じく玄関先で

「早く逝ってください」
「骸君漢字違うく「あってます」」

「ひどーいな……傷ついた僕は何しはじめるかわからないな」

にっこり微笑むとうっとした顔になる骸。
昨日散々な目にあっているらしく身体中生々しいものが目立つ

「ハヤクイッテクダサイ。外で正一さんが待ってます」

気配を骸も感じているはずなのに壁に手をつけて骸に何かの催促しているようだ

「……はあ。目を閉じてください」

「うん」

目を閉じた白蘭を掴み玄関の外に放り投げた。
外にいる正一はよけ白蘭は地面に倒れ込む。

「行ってらっしゃい。二度と帰らなくていいように仕事押し付けてください」

バタンと閉まる。
無言の二人。


そとにツナがゴミだしをしている時後ろを振り返ると隣人がゴミを投げると物凄いいきよいで逃げていく。

早く

早く

彼はエレベーターが 来た瞬間20皆のボタンを押し閉めた。

「ふー」

「どうして逃げだの?」
「いいえ、あの人をみると条件反射でつ………い」

「そっか、昔とっちめた時の記憶?そんなに植え付けて……」

ぽん
肩に手がおかれた
骸がみるみるうちに真っ青になる

「ごめんなさいね」

謝ってないだろ。骸はおもった。
それから強制的白蘭邸に押し入る

「骸は白蘭さんと結婚してるの?」

「……」

目は唖然となり黙り込む。どうやら違うらしい。ツナは左指を指す。
左指にはきれいな花の形をした指輪がはめてある。それをみた骸はふっと鼻で笑ったように落胆している。

「これは発信機です。逃げたり門限を破ったら罰……」

はっと思い出し携帯を取り出した。

「それは?」

「アナタに関係(バンっ)」
「……(ニコリ)」

「つっ……定期連絡です。破ったら罰があるんですよ。」

観念したように素直に話した。
白蘭はとても心配性だと勘違いしているツナ。

「ナカイイな」

「早くあきて欲しいですよ」

心の底から嫌らしく目は逝っているようだ。
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