07/11の日記

22:23
ふと思い出した出来事。
---------------


某年某月のよく晴れた日。


当時中学生だった私は
道を歩いていた。

すると足元のコンクリートに
滅多にお目にかかれない諭吉様が
一人で佇んでいるのを発見した!

キョロキョロと辺りを
見渡すが誰もいない・・・

近くに交番もないし、とりあえず
諭吉様をそっと財布にしまった。



そして家に帰ったが、どうしても
諭吉様が気掛かりで仕方ない私。

その場にいた父に、
「もし道端で一万円札拾ったらどうする?」
と尋ねてみた。

父は、
「一万円かあー・・・結構でかいな。お父さんだったら、ちゃんと交番に届けるな」
と答えた。

その言葉を聞いて私は決心する。

やっぱり交番に届けに行こう!

「さっきそこの道で一万円拾ったんだけど、どうすればいいのか分かんなくてさー」

そう言いながら私は、さっき拾った一万円札を財布から出す。

それを見た父は一言、



「よし!今日は皆でどっか食べに行くか!」



・・・


あれ、交番は?




ほろ苦い青春の1ページでした笑

次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ