Short Novel

□智太郎//嵐
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ごく最近のお話しです。
ある村に智太郎という絵書きがいました。
智太郎は年老いた両親を大切にする心の優しい若者でした。


智太郎

**ある日**
智太郎が絵を描こうと海辺を歩いていると数人の子供が一匹
の眉毛の濃いカメを囲んでいじめていました。
「こらこら、いくら眉毛が濃いからっていじめてはいけないよ」
(注:松潤本人、ファンの方ごめんなさい・・・・)
智太郎はカメを可愛そうに思って子供たちを止めました。
子供たちは智太郎に注意されると逃げていきました。
一匹の眉毛の濃いカメは智太郎に言いました。
「助けてくれてサンキュウ!あっ。俺潤ガメって言うカメな
んだ。まっ、見て分かると思うけどさ。助けてくれたお礼と
言っちゃなんだけど、いいとこに行かないっすか?行くんな
ら背中に乗って!」
智太郎はしばらく考えた後、潤ガメの背中に乗りました。
すると潤ガメは猛スピードで海の中に入っていきました。
不思議なことに海の中でも息ができます。
「(っ重い・・・。こんな重い人乗せたことねぇよ。)で、あなた
名前は?」
「僕は智太郎って言います。潤ガメさん!」
「ヨロシク。智太郎!」
「(いきなり呼び捨てかよ)」
「ところで、智太郎は年齢は幾つくらいっすか?」
「20代です」
「えぇ!!!そうなっすか!?俺より年上ってことは分かった
けど20代なんっすねぇ。30歳くらいかと思った」
そうこう話している間に目的地であるいいとこに着きました。
つぶらな瞳の魚や犬っぽい魚たちがお出迎えしてくれています。
「あれが健康ランド嵐だよ。俺、ココでタクシーの運転手やってんの」
「そうなの!?」
潤ガメが健康ランド嵐の門を潜ると、カッコイイ男の人が番台
に座っています。
「よぉ!健康ランド嵐へ。俺がココの店長やってる翔です。そっ
ちにいる二人はスッタフの相葉と二宮。」
「「いらしゃい!入浴料一人500円だから払って!!」」
とさっきまでお出迎えしてくれていたつぶらな瞳の魚や犬っぽい
魚がいきなり口を揃えて入浴料を請求してきます。
「えぇ〜。お金いるの??僕、450円しか持ってないのに」
と智太郎はしぶしぶお財布とにらめっこしています。
すると潤ガメが言いました。
「早く払わないとここにある露天風呂入れないよどうする?」
「どうするって言ったって450円しかないのに・・・」
「じゃ、しょうがない。助けてくれたお礼に足りない分よしと
するよ。ね、イイよね?店長!?」
と潤ガメは翔に聞きました。
「じゃ、今日だけ特別450円でいいよ!潤ガメを助けてくれたお
礼ってことで!」
翔は快くまけてくれました。
「やった!!ありがとう。店長さん!これで露天風呂入れるv」
「はい。450円」
「毎度!」
と翔は智太郎からお金を受け取りました。
智太郎は露天風呂へ行き湯船に浸かりました。
「イイ湯だなぁ〜。でも僕があの眉毛の濃いカメの潤ガメさんを
助けたのにどうしお金を払って入っているんだ?普通ならタダで
入れるのに・・・。まっ。いっか!」
と智太郎は内心疑問がいっぱいでした。
智太郎が露天風呂から上がり廊下を歩いていると、相葉さんがや
って来てこう言いました。
「湯加減はどうだった???」
「うん。イイ湯だったよ」
「マジ!?良かった!湯加減俺が見たの!!」
と自信満々に相葉さんが言いました。
「あっ!今から智太郎さんを歓迎する会やるからこっち来てよ」
と智太郎の浴衣の裾をぐいぐい引っ張って宴会場へと連れて来さ
せました。
宴会場に着くと見たことのない料理が用意されてました。
席に着くなり宴会場にセットされたステージに潤ガメ・翔・二宮
・相葉が出てました。すると潤ガメが歌を翔がラップ歌を二宮が
ギターを相葉がダンスを始めました。しかし何か物足りません。
それに気づいた翔がこう言いました。
「何か物足りなくねぇ?」
すると他の3人達も
「「「うん。何か足りないよね。何か歌に欠けるっていうか・・・」」」
すると翔が
「そうだ!ねぇ、智太郎さん俺たちと歌ってれない?」
「えっ。でも僕あまり歌自信ないんだ」
「イイから!イイから!歌ってよ!」
「「「歌ッてぇ!!」」」
「う、うん。みんながそういうなら・・・。やってみる」
「じゃぁ。決まりね。智太郎さん今日から音楽活動もするアイドルだ!
グループ名は・・・。あっ! 嵐ね!(なぜなら健康ランド嵐だから)」
と言われてなぜか『カエルの合唱』を歌いました。智太郎の歌声を
聞いた4人は思いました。
「「「「(おぉ!上手すぎる!)」」」」
「マジ、うまくねぇ!?」
と絶賛の翔。それもそのはず、智太郎はかなりの美声だったのです。
そうして智太郎は月日が経つのも忘れて嵐として活動したのです。


めでたし、めでたし。   END

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