Eden

□第九章
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「ここが…《暁》の」

「出来ることなら…二度と戻りたくはなかった」

「サクラさん…?」


ヒュウの作った道(というよりは絶叫系アトラクションに近いものではあったが)を通ってたどり着いたのは、一つの古びた研究所だった。海底に鎮座したドーム型の建物。

ヒュウが海中に縦横無尽に張った道を、ユゥリは迷うことなく進んで(というより本当に落ちて)きたのだ。

近くなる声と、気配。カンというよりは、それは寧ろ確信だった。

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