Flight Korea@

□恋しちゃいました
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私と先輩の出会いは、高1の夏休みの補習授業の時だった。
『キムちゃん、暑いょ~…補習やめてプールにしよ~。』
《早く俺の可愛い末ッ子とジャレあいたいし~》←エリックの心の声
キムちゃんとは、60過ぎた、優しくて信頼があるオジちゃん先生で、生徒からの人気がとても高い。
『エリック~、お前ね~…関係ないのに、覗きに来るなょ~。皆、一年生だから、三年生のお前がくるとビビって勉強がはかどらないだろ~!?』
エリック先輩とは、学校でも有名な悪戯の巨匠だ。だけどそんな先輩にも、悪戯以外にも得意分野があり“SHINHWA”という、歌手グループで、他に4名の先輩と、私と同じ一年生のエンディ君達と芸能活動をしている。
『キムちゃん、シドイゎ…私という、ナイスガイがいながら…若い女共に目を向けて…(涙)』
っと、エリック先輩が冗談を言うと…
『アハハハハハ~ッ。先輩ウケる~』
っと、補習を受けていた皆が笑った。
『…くだらん。ワシは、本当に、お前と話してると、時間というのが、とても貴重に感じるょ…。ぁ~、情けない…』
っと、笑いながらキムちゃんが言った。
『ぁ~、キムちゃん冷たすぎ~。キムちゃん、俺を叱ってる場合じゃないょ…、キムちゃんの目の前で、居眠りこいてるウチのマンネ(末ッ子)を、お叱りにならないと‥』
『ナヌッ。こらっ!!エンディ~、起きろぉ!馬鹿もんがっ』
っと、教科書の角で、エンディ君の頭を、叩いた…
すると、エンディ君は、パチリッ。っと目を覚まし、こう言った…。
『ぁぅ~痛いっ!!しかも、暑いにゃ~…お腹すいた~…ゥッ…駄目だぁ‥早く何か食べないと地球に帰れない…』
《クッ。カワェ~、寝ボケてる~ウチのマンネ。しかも、やっぱ食い物かょっ(笑)》←エリックの心の声
『…帰らなくてょしっ』
っと、キムちゃんがツッコミをいれ。
『…えっ??マジで?お前、地球に帰るき?(笑)』
っと、エリック先輩もツッコミを入れた。
『…。ぅ~‥しどい。僕に餌を与えずに、地球に帰さないきだにゃっ』
『だって、お前が地球に帰ったら、地球の人々に迷惑がかかるだろ~…てか人類を滅ぼすきか?(笑)』
『フッフッフ~…餌を与えない奴は、皆、滅びてしまえ~。絶滅じゃ~…ワハハハッ~』
『…しょうがにぃ~、地球の為、人類の為…俺が今、立ち上がるしかないなっ。地球の皆~、待っててくれょ…今、俺が怪獣チビニャンに餌を与えて、皆を助けるからね』
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