鋼錬

□△△>〇〇
5ページ/7ページ


「…名前//呼んで?」


見上げたら大好きな、碧が、オレのより明るい金が、優しく揺れるのがわかった。


「……エド。エドワード。」


あぁ、そっか。言えば良かったんだ。
そしたら応えてくれんだ。
こんな風に優しく抱きしめてくれるんだ。

オレが一歩踏み出せば、こんなに近づけるんだ。


「…エドワード。愛してるよ。」


抱きしめられてて、少尉の顔は見えないけど、初めての言葉に泣きそうだ…


「ジャン…///」


少尉の胸に埋めてた顔をあげると、優しく、本当に優しくキスしてくれた。


あ。少尉も朱い。
オレだけじゃなかったんだ。
なんか…
安心した。




次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ