鋼錬
□好きなんだ
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ホークアイはそう優しく微笑んでハボックの持っていた数枚の書類を受け取ると、そのまま大佐専用の執務室へと向かった
ハボックは慣れないデスクワークに肩が凝ったのか、肩を軽く回しながら紅茶でも煎れようと、新しい煙草に灯を点けながら「お茶でも?」とエドワードに小さく笑いかけてから席を立った
しばらくして、甘い香りと共に自分専用のカップと来客用のカップを持ったハボックがエドワードの隣に腰掛けた
「アルは一緒じゃないのか?」
「あぁ…先に宿とってもらって図書館行くって言ってた。」
目を通していた文献から視線を上げたエドワードは、紅茶を一口綴るとそのまま黙り込んでしまった
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