歌姫様
□名前 ☆
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顔のスープを拭った後、怒りを含んだ目で鋭く睨まれ、貴教の肩がビクッと跳ねる
しまった
怒らせた
怒らせたGacktには何をされるか解らない
前は玩具を入れられ、自身の根元を縛られたまま放置されたし、訳の解らない薬を飲まされて、意味も解らず意識が飛ぶまで犯された事もあった
だから
この瞳は怖い
「あ……」
「……何するの?」
元々低くて聞き取りにくい声が、更に低くなって、体がガタガタと震えた
「ご…めなさ……ぃ…」
「だから?」
Yシャツの胸元を掴まれ、顔を近づけられる
「…ひ…っ…!」
怖い
今日はいつもより怖い
元から怖い瞳がさらに凄みを増して、背中に冷や汗が流れる
「熱いだろ?」
「ごめ…、なさい…」
ガタガタ震える体
目尻に涙が溜まる
「…ッ……」
その涙を舌で舐め取られ、体をベッドに戻される
「ご飯食べようか?」
「……っ…んん!」
口に無理矢理詰め込まれたご飯
苦しくて
「んぶ…っげほッ」
吐き出した
「はぁっ…は、んー!」
顎を捕まれて、無理矢理口に詰め込まれていく食べ物に、苦しくて涙を浮かべて頭を振る
「ふぅ゛う…っん!ぅうん…っぷぁ…ぁ!」
暴れてもかなわなくて、吐き出した食べ物で口の周りやYシャツはぐちゃぐちゃに汚れて
やっと離された手
「はッ!は、はぁっ…」
「………」
げほげほ咳き込む貴教の拘束を解いた
「……Gackt?」
喉を押さえて咳き込む貴教は、Gacktの表情が一瞬暗くなったのに気付かなかった
「……、貴教」
「ッ…!!」
ビクッと跳ねた体
「…オレが怖い?」
「………」
ため息を1つ
「風呂入りなよ、暫く入ってないだろうし」
「………」
貴教はベッドから足を下ろし、ゆっくり歩く
が
「は…ぁう…ッ」
崩れ落ちる足
自らの秘孔からは昨日Gacktに出された精液が
太股にまで伝わっていた
「…っ……」
フラフラと、風呂場へ進む体がフッと軽くなった
「…───」
Gacktに横抱きされて、何も言わずに風呂場へと連れて行かれた
「………」