歌姫様
□大切な ☆
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「お邪魔しま〜す☆」
「いらっしゃぁああああぁぁぁぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜い……、はぁ」
「は〜ぃ、て、最後ため息つかなかった?」
「全然ッ」
ひでぇ…
オレ何回言ったかな…
「あれ?どこ行くの」
我に返ると貴教が服を脱いでて、タオルを持った
「風呂」
「え〜vVじゃあオレも入って「きたら殺す」
それだけ言って貴教は風呂に入ってしまった
「………」
ソファーで胡座をかき、頭をボリボリ掻いた
「……、………嫌われてんのかな…、オレ…」
「…、スナ……」
忘れたパンツを取りにリビングに向かう時、扉の前で聞こえた
『……、………嫌われてんのかな…、オレ…』
「嫌いなわけ無いやん……アホスナぁ……大好きに決まっとるやん…」
無機質なガラスの扉にそっと呟いた