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□AIKA-哀歌-
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初めてその旋律を聞いたのは、彼がまだ五つになるかならないかくらいのときだった。
静寂の中に、優しく溶け込んでいるように、本当に小さく、微かにしか聞こえない不思議な音。
それからも、何度かその旋律を耳にすることがあったが、それがどこから聞こえて来るのか、音に込められたものは何なのかとかいうことを気にしたことはなかった――
AIKA-哀歌-
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