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□すれ違う心
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君は本心を見せることなんて殆どないね。
笑顔でいも、優しい言葉を囁いていても、心の中では何を考えているのかわからない。
信用しちゃいけないと思ってるのに、どんどん僕の心に入ってくる。
｢君のことが好きです。どうか僕の気持ちに応えて？｣
そう言ってきた時も信じることなんて出来なかった。
なのに、僕は君の魅力に逆らえなかったんだ。
心をあずけて、体を重ねた。
そして、やっぱり君を信じちゃいけなかったことを思い知ったんだ。
君は僕以外の人にも優しく口付けるんでしょう？
いっそのこと、その舌を咬みきってしまおうか。それとも、もう誰にも触れられないように、その優しい指を全て折ってしまおうか。
そう思うのに、今君は僕の傍にはいないんだね。
君の心を見せてよ。
もう何も見えないよ。
君は今どこにいるの？
僕は君に心をあずけたままなのに。
いつもの強気な僕を返してよ。
君がいないだけでこんなにも心が弱くなる。
何かが欲しいわけじゃない、ただ君に愛されたという証が欲しいだけ。
他人なんかいらない。
君しか見えてないんだから。
このまま放って置かれたら、おかしくなってしまうよ。
責任をとって。
僕の全てを奪ってよ。
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