妄想 3

□愛の魔王 ヴォルデモート
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「やばい!やばいって!私、どうしよう」

 ホグワーツのクイディッチ競技場の近くで、ハーマイオニーが悩んでいる。

「ふははははっ!オレの名前はヴォルデモート!愛の魔王だ!娘よ。恋について悩んでいるな。」

 今日もどこからとなく、黒いマントをなびかせエサを見つけた我らが愛の魔王ヴォルデモート。

「!あなたっ!!」

「娘よ。杖をしまいなさい。話しを聞いてやろう!さぁ、話せ。」

 この変質者はなに?ってヴォルデモート?闇の帝王じゃないの?賢いハー子は考えた。

「闇の帝王じゃないの?仕事かえたの?」

「サイドビジネスだ。いや、ボランティアだな。うん」

 結構、慈愛の精神を持ってる闇の帝王。さて、副業はどっちなんだ?

「さぁ、聞いてやる。」

「いいです!結構!」

「話すとラクになるぞ。娘。」

 娘、娘ってしつこいオッサンよね。しかし、オッサンの言う事も一理ある。

「いいわよ。話すけど誰にも言わないでよ!わかった?」

 クギをさすハー子。他人に話しをしたら呪い殺されるコト間違いなし!将来の帝王になれるかもしれない眼力。跡取りは彼女も候補にいれておこう。 なんてヴォル様考えてます。
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