妄想 2

□満月の想い2
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 彼女の名前はリリー・エヴァンス。恋する乙女である。

「セブルス、セブルスどうして貴方はセブルスなの?」

「こんな月夜のキレイな時に…貴方と違う場所にいるなんて。貴方も同じ月を見ているでしょうね。」

 その頃のグリフィンドール男子寮ー。

「うぉぉぉー!!!」

「リーマス落ち着けっ!おいっ!」

「うぉぉぉーセブルスを食べたい!!」

「あっ!?逃げた!」

 人狼リーマスは愛するセブルスを食べに寮を脱走した。毎月のコトなんだが……今月はちょっと違う。

「ジェームスっ!リリーはどうしたんだよ。アイツ寝てるのか?」

「それが……今回はパスだって。」

 中庭を駆け抜ける二人。月夜に照らされ颯爽としてかっこいいが目的は、セブルスを犯そうとしている人狼を食い止めることである。

「くそっ!リリーなら魔法で戦ってるんだけど、さすがにオレらはなぁ……」

「だよねぇ。シリウス。そうゆうトコってどうしてもリリーに頼っちゃうなぁ。」

 リリーは人狼リーマスにはめっぽう強い。友人に普通は杖を向けないのに、―とゆうか、試したい魔法を人狼リーマスにぶつけているのだ。だから毎月対等に戦っている。授業でもリリーは実践が得意のは人狼リーマスで復習しているからである。
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