妄想 1

□キミの笑顔
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 今日はハリーが産まれて四ヶ月くらいになったので、シリウス、リーマス、セブルスの三人はお祝いにポッター家にやってきました。

鹿「どうだ。ボクに似て男前だろ?」

リリー「本っ当!メガネ猿みたいよ。」

 どうしたら結婚して子供をつくったのか不思議におもうセブルスである。

犬「オレがハリーってつけたんだ。どうだ?なかなかいいだろ。」

狼「センスはいいとおもうよ。」

猫「しかし、赤ん坊というのはかわいいものだな。顔はポッターだが、目はリリーに似ていないか?」

 誰もが見逃がさなかった。セブルスのあのやさしい眼差し。初めてみた。目が細くなりきびしい口元が緩んでいる。

猫「あっ……、リリーその、抱いてもいいかな?」

リリー「私をっ!?」

 ジェームスがリリーにツッコミをいれる。まだ、セブルスを諦めてないな?ポッター夫妻!!

鹿「ほら、セブルス抱いてごらん。」

猫「あっああ……。」

 出生時よりは重くなり、首もすわっている。全体にプクプクとしていて独特の赤ん坊の匂いがする。ミルクの匂いだ。
 ぎこちないセブルス。赤ん坊なんて抱いたことがない。ましてや子供嫌い。そんなセブルスが愛おしくみえてきた。全員が。
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