妄想 4
□カミングアウト
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「ボクさぁ、人狼なんだよね。小さい頃、噛まれちゃってさ。」
あれから、十数年。リーマス・ルーピンが我輩の目の前にいる。こうやって、同じ職につくとはおもわなかった。
しかも……。
狼「セブルス、今夜はあいてる?」
恋人となっている
狼「キミに聞きたいんだけどさぁ。」
猫「なんだ?」
狼「ボクのことさ、好き?」
猫「キライだとおもうか?」
狼「なら、怒らずに聞いてね。」
そういう前フリをされると身構える。
狼「半年くらいまえかな?人狼のトキ結構荒れていたの、覚えてる?」
猫「あぁ。あの時はひどかったな。」
狼「じつはさ、脱狼薬飲まなかったんだ。」
猫「何っ?」
狼「ちょっと試してみたかったんだ。」
猫「薬を飲まないことがか?」
狼「あの時のボクって、どんな感じだったかな?」
猫「手がつけられない感じだったな。」
狼「じゃなくてさぁ、エッチのほうだよ。」
猫「……なかなか、激しかったな。…」
狼「それって、よかった?悪かった?」
猫「言うか!そんなコト!!」
狼「赤くなってるぅ。ってことは、良かったんだね。そうでしょ?セブルス。」