妄想 6

□バレンタインデーキス
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  《現代編》



 まったく!なぜ、このようなバカバカしいイベントがあるのだ?

ハー子「スネイプ教授!バレンタインのチョコを受け取ってください。もちろん、カカオ80%のあまり甘くないヤツです!」

ハリ「甘くないチョコ?そんなの、邪道だ!」

ハー子「そんなコトないわよ。あまり甘いと、教授が中年太りになっちゃう。」

 グレンジャー。ある意味、心配をありがとう。しかし、余計なお世話だ。ほっとけ。

ハリ「ボクが、毒味をしてあげる。」

ハー子「毒味ってなによ?激ウマよ!」

ハリ「なんか、入ってるんじゃない?」

 たしかに、用心深いほうがいいな。ポッター。喰え。そして、反応を見せたまえ。

ハー子「ダメっ!」

 …やはり、毒が入っていたのか……。我輩、危機一髪だった。

ハリ「それじゃあ、ボクのを食べてよ!ってか、ボクを食べてください。」

ハー子「教授は、ハリーのような、お子様チョコなんて口にしないわよ。」

 どうせ、わけのわからないメーカーのだろう。カエルチョコ系だろうな。

猫「すまないが、二人とも。用はそれだけか?ならば、邪魔だ。」

ハリ「帰るんですか?」

猫「寮に戻れと言っているのだ。」
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