創
□白ノ初夢
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なんだかとても遠くなったような気がしてた。
布団の中で、
腕の中で、
そう呟かれた。
良い匂いの、
俺の好きな匂いの、
否、好きになった匂いの
髪をくしゃりと撫でて
脚をからませて、
互いの体温で暖めあって
何言ってんの。
と、言って
くちづけをした
言葉を贈るとするなら
きまってる
本当にこればかり
馬鹿でしょ、
なんて言われようとも
だいすきだ、
あいしてる。
もう、
ずっと
ずっと
離さな
「い」
朝日が、目に
入り込んできた。
眩しかった。
白ノ初夢