モノクローム

□幸運少女
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『そのうちおめぇの力、見せて貰うぞ』



一応認めて貰ったのか、そんなことを言われた


そんな時は暫くは来ないと思ってたのに…














私は今、

不良数名に囲まれていたりする








はぁ……



…なんでこんなことになって仕舞ったんだろう






これも運命か、


それとも罰が当たったのかな?









私はもう一度溜息を落とた












×××













「おい、椎音。…お前明日……ひ、ひひひ暇、か…?」



「噛み過ぎ」



「てンめ……暇かどうか聞いてんだ!どっちだ!?」



獄寺君は真っ赤になってて大変可愛らしいが

正直、


私の方もやばいです




「は、ひ、暇っだけど。あああああ明日 なにかある、の?」



「てめぇも人のこと言えねぇじゃねぇか」



あ、当たり前でしょ!!
意中の相手から休日暇かなんて聞かれたら
…誰だって噛むわ!!




 



「ひ、暇か…そうか。
別に、なんもねぇけど、
ああああ明日、じゅうだいめと映画に行く予定だったんだが、ご用事が入ったらしく、
だ、だから椎音……行かねぇか…?映画………」





「あ は、はい!ぜ、是非よ、よよろしくお願いします」




やばい私噛み過ぎ…

獄寺君も噛んでるけど、




授業サボって化学室で噛みまくりながら赤面する私達って…
どんな変人!?

そんな的外れなことを考えながら、



「あ、だ、だからよ。明日…じゃあ、待ってっから……」



「はい……」







何故か敬語な私と、後ろを向いて仕舞った獄寺君

その後、やはり噛みまくりながら待ち合わせの時間や場所を決めた




「あの……つかぬ事をお聞きしますが、
………二人きりでですか?」


「あ、当たり前だ!!」









………私にもblue springがやって来た!!!









×××





そう
これが、昨日の話


で、








私の周りにいるのは
獄寺君ではなく不良共




…ジンセイってそんなもんだよ







 
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