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09/05(Sun) 15:18
白兎とアリス
リタ
初じめまして、リタという者です。何を書こうかさんざ迷った末(サカキちゃん受けとかもだいすきなので)、白兎とアリスを書かせていただきました。短いんだか長いんだかわからない上ぐだぐだですが愛だけは詰めてます!
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追いかけっこ。捕まれば終わる。終われば何かが変わる。追いかけることが好きだという、彼女も終われば変わるのだろうか。
「なぁに?白兎さん」
呼びかければ、彼女は珍しく無邪気に応じた。いわゆる停戦中。近くもないが遠くもない距離に俺も彼女も甘んじている。
「…なんでもない」
こちらから口を開いたというのに。いやしかし、真面目な彼女には接しにくいのだから仕方がない。俺が目を伏せると彼女は笑う。くすくすと、ありきたりな少女のように。
「変な白兎さん」
「うるさい」
「ふふっ。でも、かわいいから許したげる」
「…うるさい」
例えばこの距離であるとか時間であるとか、そういうもの。変わって欲しいのか。変わりたくないのか。答えは自分の中にある筈なのに、まるで他人のもののようだった。
俺は知らない。知りたくないとも思う。願おうが願わまいが、変わらないものなどないのだから。
「(関係性なんて脆いものなら、尚更)」
笑わない。優しくしない。素直にはならない。それで保てるものがあると、俺はまだ信じている。
推し量るひと
D905i
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