12/22の日記

20:08
小ネタ(復活)
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またまたレヴィ成り代わりの続きです


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任務を言い渡されたので、背中にパラポラを装備して、出立。
隣には一緒に行くスクアーロがいます。とても不機嫌そうで怖い!
舌打ちとかしてるんですけどぉぉ!!
泣きそうになりながらも表面上は無表情で彼を見る。

「なんだ貴様。何に対して苛立っているのかは知らんが、そんな顔をするな。鬱陶しい」

私がそう言えば、ギラギラした目で睨みつけられました。怖っ!

「テメェ…誰のせいで不機嫌だと思ってんだぁ」
「ほぅ、俺のせいだと言うのか」

初耳です。なんで私のせいなの?何かしたっけ?
考えてみるけどよく分からない。だいたいがいつものことだし。
スクアーロはがしがしと頭を掻いて、はぁ、とため息をついた。
据わった目で私を見る。

「……おまえ、俺が嫌いなんだろぉ」

はい?なぜそんなことを?
今日のスクアーロは変だよね。

「嫌いだと?誰がそんなことを言った。俺はお前のことは嫌いではない。…むしろ、好きの部類に入るな」
「はっ!?」

驚いた顔をする彼に、ふ、と笑う。

「お前の剣筋は荒々しいが、牙のように鋭く、その危険な光は美しい…。俺は戦っているお前の姿を見るのが好きだ」

だからお前と一緒の任務で嬉しいと思っている、と心情を語れば、スクアーロは顔を押さえて唸る。

「……もういい。喋んじゃねぇ。その口を閉じろぉ」

あ、真っ赤だ。
可愛いとこあるよねぇ、スクアーロって。
どうやら機嫌はよくなったみたいだし、良かった良かった。


《スクアーロ視点》


任務が来た。…は、いいが、なぜかヤツも一緒だ。
XANXUSが八つ当たりで物投げてくるわ、ベルがナイフ投げてくるわ、マーモンが幻覚見せてくるわ、ルッスーリアが煩いわ、散々だ。
コイツと任務をするとなった時は、いつもそうだ。

「なんだ貴様。何に対して苛立っているのかは知らんが、そんな顔をするな。鬱陶しい」
「テメェ…誰のせいで不機嫌だと思ってんだぁ」
「ほぅ、俺のせいだと言うのか」

ゔぉ゙ぉい!白々しいぞテメェ!
がしがしと頭をかき、ため息をつく。
そして前々から聞きたかったことを知るために、口を開いた。

「……おまえ、俺が嫌いなんだろぉ」

声が震えていねぇか、気になる。
ずっと、知りたいと思っていたが……答えを聞きたくないとも思っている。矛盾してるが、それが本音だ。
いつもXANXUSしか見ていねぇコイツにとって、俺は邪魔でしかねぇ。……聞くまでもねぇか。
だが、言っちまったことは取り消せねぇ。
どうするか、と焦っていると、ヤツが話しだす。

「嫌いだと?誰がそんなことを言った。俺はお前のことは嫌いではない。…むしろ、好きの部類に入るな」
「はっ!?」

好き…?今、好きっつったか?
予想外のことを言われ、俺は固まる。
アイツはフ、と笑った。

「お前の剣筋は荒々しいが、牙のように鋭く、その危険な光は美しい…。俺は戦っているお前の姿を見るのが好きだ。だからお前と一緒の任務で嬉しいと思っている」
「……もういい。喋んじゃねぇ。その口を閉じろぉ」

マジでヤメロ。
顔が熱い。クソッ、嬉しいとか思っちまったじゃねぇか。顔がニヤケちまう。
その前にこれ聞かれたらあいつらに殺されそうなんだが。



☆コメント☆
[雪] 12-23 03:11 削除
早速、鮫と絡んでる!無自覚に口説いちゃう主人公に乾杯☆やっぱり鮫はやられキャラなんですね(≧▽≦)幸せをありがとうございます!!

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