12/19の日記

10:33
小ネタ(復活)
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レヴィ成り代わりの続きです



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私が自分の部屋のソファに座って本を読んでいると、いつの間にかマーモンがふよふよ浮いていることに気がつきました。

「マーモンか…」
「やっと気がついたのかい?」

そう言いながら私の膝に降りてきて、ピタリとくっつくように座って私を見上げてくる。か、可愛いんですけどーー!

「僕に気づかないなんて、金をとりたいくらいだけど、まあ、いいや。ね、レヴィ。今度、僕とお出かけしない?」
「お、お出かけ」

言い方が妙に可愛い!
うん、と頷くマーモンが物凄く可愛いです。私の顔が真っ赤になるのが分かる。
それを隠すように口元を手で覆う。

「べ、別に構わんぞ」
「ホント?」
「ああ」

じゃ、指切りしよう。
そう言って、ちっちゃい小指を出してきたマーモンにノックアウトしました。
だから可愛いすぎるんだって!!!


《マーモン視点》


レヴィは隠しているみたいだけど、小さくて可愛いものが好きだ。
何が言いたいのかというと、つまり僕はレヴィの『小さくて可愛い』に当てはまるということだ。
ベルもその範囲に入っているみたいだけど、僕は特別さ。だって赤ん坊だから。
ずっとこの体を嫌ってたけど、レヴィが好きならこの体も悪くないと思う。
ワザと可愛い口調でお願いすれば(レヴィ以外の人間なら金をとるけどね)、レウ゛ィは顔を赤く染めた。

(っその顔は卑怯だよ)

ああ、こんな体じゃ、抱きしめられないじゃないか。
そう残念に思いながらも、僕は小指を差し出した。
ジャッポーネにある約束の儀式。レヴィはジャッポーネが好きだ。これも本人は隠しているつもりみたいだけど、バレバレなんだよね。
レヴィも小指を出すかと思ったけれど、僕の手を掴んで、鮮やかに笑う。

「マーモン。指切りをしなくとも、お前との約束ならば必ず果たしてみせよう」
「っ」

顔が熱い。なに、その口説き文句。
今の笑顔と声を保存したかった。なんて惜しい。
もし保存できたとしても、いくら金を積まれたって、誰にも売ってやらない。
僕だけのモノ。

本当は、本人を独り占めにしたいのだけれど、今はこれで我慢するよ。



☆コメント☆
[雪] 12-19 13:19 削除
気持ち悪くないレヴィ、素敵過ぎます!!(吐血)ボスと鮫とも、是非沢山絡んでほしいです!(鼻血)

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