12/13の日記
17:33
小ネタ(銀魂)
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というわけでさっそく神威成り代わり!
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ハロー、皆さん。私は気がつけば神威に生まれ変わるという摩訶不思議な体験を現在進行形でしてます。
あんなDV家庭というか殺伐家族なんて、ヤバい。私、生き残れるんでしょうか。
ま、まあ、とにかく、私が夜兎の血に振り回されて暴走しなきゃいいんだから、ほのぼのアットホームを築いていこう!頑張れ、私!
「兄ちゃん兄ちゃん!」
ああ、それにしても妹の神楽ちゃんが物凄く可愛い。
いっつも私の後ろをついてきて、ホント可愛い。私の妹は宇宙一や!…はい、すみません。シスコンとか言わないで。
私はニッコリ笑って神楽へ振り返った。
「神楽」
弾丸の如く突進してきた神楽を受け止めて、高い高いをする。
きゃっきゃっ、と喜ぶ妹に、またニッコリ。
「神楽は大きくなったら、きっと母さんみたいに美人さんになるんだろォなァ。どっかの馬の骨のお嫁さんになったら兄ちゃん泣くかも」
むしろ一発景気づけに殴っちゃうかも、と私が言えば、神楽ちゃんはとっても元気に笑った。
「神楽は兄ちゃんのお嫁さんになる!」
「……いいね」
思わずニヤケてしまう。
マジで可愛いんですけど!
《ちょうど目撃してしまった星海坊主視点》
仕事からの帰り道。家へ向かう途中で、ガキ共を見つけた。
神楽はいっつも、神威の後についていく。…この間、お兄ちゃんとお父さん、どっちが好き?と聞いたら、神楽はすかさず『兄ちゃん』と答えた。ちょっとは迷う素振りを見せてもいいじゃないか!お父さん悲しいんだけどォォォ!!!
ちょっと思い出して悲しみに浸っていれば、神威の声が耳に入る。
「神楽は大きくなったら、きっと母さんみたいに美人さんになるんだろォなァ。どっかの馬の骨のお嫁さんになったら兄ちゃん泣くかも」
むしろ一発景気づけに殴っちゃうかも、なんて言う神威に俺は頷いた。
その時は俺にも参加させろ。むしろ誰にもやらァァァんんん!!!
だが、神楽の言葉に俺はまたどん底に落とされる。
「神楽は兄ちゃんのお嫁さんになる!」
ちょっ、神楽ちゃんんんん!?
そこは普通、パパのお嫁さんになるとか言うところじゃないの!?
あれ?目からしょっぱい液体が流れてきたんだけど。
そんな俺の見ている中、神威は笑った。ガキがするような笑みじゃねぇ。艶やかに、鮮やかに、愛おしげに、笑った。
ゾクリとする。
「……いいね」
感情の籠もるその声に、背筋がざわざわとする。
いつもニコニコ笑っている神威。
何考えてんのかよく分からなかったが……あんな、笑い方をするとは。
ってか、神楽ちゃんの教育によろしくないんじゃ!?
そんな危機感を持った日である。
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