成り代わり

□日輪と海賊
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はーい、どうも。なぜか毛利元就に生まれ変わりました。

部下や自分を駒呼ばわりする人になっちゃいましたよ。
………大丈夫かな私。

なんて思ってたけど、なんとかやってますよ。

そして現在、私は戦場にいます。

イヤァアアア、死にたくないよーー!

なんて内心、ムンクの叫び。
ちなみに相手は、長宗我部元親です。
ア・ニ・キーー!
やたらとノリのいい長宗我部軍ですよー!


「元就様、長宗我部元親がこちらに来ますっ」


部下からの報告にフと見れば、元親くんが碇槍に乗ってサーフィンしながらこちらに向かってくる。

……うーん、あれってどういう原理で動いてるんだろ。炎の熱や勢いとかで浮かして進ませてるのかな。
まあ、そこら辺のことはあまり考えないでおこう。BASARAだし。


「よぉ、あんたが毛利元就か」


元親くんがニヤリと不敵に笑っております!
さあ、ここであのセリフを!


「我が名は毛利元就、日輪の申し子なり!…長宗我部元親よ、我が知略にひれ伏すがいい!」


ちょっと余計なこと言ったけれど、言い切りました。
ハッハッハ、何回やっても満足満足。


「アアン?何言ってやがる。鬼に勝てると思ってるのかよ。――野郎共!この世で一番強い男は?」

「アニキーー!」


おお、拳振り上げながら兄貴親衛隊の皆さんが叫んでるよ。


「鬼の名を言ってみな!」

「モ・ト・チ・カ!!」


うぉおおおーー!!!と声をあげる兄貴親衛隊たちは、本当にノリがいい。
私もあそこに行って、アニキコールしてみたい。


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