成り代わり

□悪の華
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…………どうしよう。

なんで私が落ち込んでいるのかというと、それは私が松永久秀に生まれ変わっちゃったからですよ!

あの爆弾魔に!
あのいい人説全否定するような人に!

……でも幸いにも姿は違うし、あの松永さんみたいにはならないよね!と松永さん参考にしつつ頑張って、三好家に仕えていたんだけどさ、気がつけばなぜか乗っ取っちゃってました。

んで、三好三人衆が松永軍作っちゃってさぁ!
いらないって言ったのに、


『いえ、我らが松永様をお守りするためには必要なのです』

『何時、他の者が松永様に対して愚行を起こすか分かりません』

『どうか御了承ください』


……つまり、私がうっかり殺されないように守ってくれると!?

な、なんていい人たちなんだ!

目指せ、縁側でお茶を啜りながら大往生!
今日も頑張って生きてますよー!


「…松永様」


松永さんらしく教養人になろうと茶室に籠もっていると、三好の一人がやってきた。





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