スマブラ
□僕らの距離
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「マルス…」
二人でベッドに座った状態で、ロイが僕に口付ける。
「んっ…」
いつもと違う、深い所へ入り込む様ななキス。
互いの舌が絡み合う。
そのまま求め合いながらベッドへ倒れこむ。
「マルス…」
ロイが僕の耳を甘噛みする。
「あッ…」
思わず声が出る。
「ずっと…こうしたかった」
そう言ってロイは僕の服を丁寧に脱がしながら首筋、鎖骨、胸元と口付けていった。
「…ねぇ、ロイ」
「…ごめん。嫌だった?」
「嫌だなんてそんな!ただ、僕は脱いでるのにロイは服着ててずるいなって…」
ロイは一瞬驚いた顔をした。
「…マルスは僕の裸が見たいの?」
からかう様な口調でそう言いながらも自らの服を脱ぎ始める。
「そういうつもりで言ったんじゃ…」
言い終わる前に唇を塞がれて、今度は触れるだけの優しいキスをした。
目の前に、上半身裸のロイがいる。
いつも同じ部屋で着替えたり、何度かお風呂も一緒にに入ったこともあり、ロイの裸は見慣れているはずなのに今はこの状況のせいか恥ずかしくて直視することが出来ない。
チラッとロイの顔を見ると、ロイも照れているのか顔を赤くして下を向いていた。
そして大分長い間その状態が続いていい加減少し気まずくなってきた時、ロイが口を開いた。