スマブラ
□偶然
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あの時はただ、ムシャクシャしていた。
足元も見ずに大股で歩いていたら、何かにつまずき盛大に転んだ。
下を見れば、少しひしゃげたジュースの空き缶。
苛立ち紛れに蹴飛ばした空き缶は思いの外高く弧を描き…
「…あ」
短気な狼の後頭部に直撃した。
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