スマブラ

□君を想う
1ページ/1ページ

ふとした瞬間、僕は君の事を思い出す。
赤い癖毛。意思の強そうな青い瞳。はじける様な笑顔。
君は今、何処で何をしているのだろうか。






「ねぇ、リンクさん」

「なんだ?ピット?」

「ロイって誰だか知ってますか?」

「ロイ?なんでまた急にそんなこと言い出すんだ?」

「いや、最近マルスさんがよくぼーっとしてるじゃないですか?近くにいるとたまに『ロイ…』って呟いてるのが聞こえるんですよ」

「ああ…。ロイっていうのは前回のスマブラにいた剣士だよ。今回は事情があって出場出来なかったらしいけど。マルスはロイと…なんていうか、まぁ、かなり仲が良かったからな。会えないのが寂しいんだろ」

「そうですか…。ところで、そのロイって人は女性なんですか?」

「え?…いや、男だけど。なんで女だと思ったんだ?」

「それは、マルスさんの様子が恋煩いみたいに見えたから。…でも、僕の勘違いだったみたいですね!」

「『恋煩い』、か…。(あながち間違ってもないかもな)」

「リンクさん?」

「いや、なんでもないよ」






スマブラXになって、新しい仲間がたくさん増えた。
人数だけならDXの倍位いるんじゃないだろうか。
そんな多くの仲間に囲まれながらも、僕が寂しさを感じるのは…。

君がここにいないからだろうね。
ロイ。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ