novel

□STAND ALONE
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鮮やかな緑色の結晶体に身体の殆どを蝕まれた。

「 」

正気を保つ呪文のように、彼は大切な名を口にする。かつて自分を救ってくれた人の名を。
まだ、あちら側に行くわけにはいかない。

「かず、き」

自分達の故郷、竜宮島で彼等と共に居た日々。
まだ、忘れるわけにはいかない。


「総士は何を信じる?」
フェストゥムの襲撃にもある程度慣れたある日、あいつはきいた。

「僕は、僕とおまえたちパイロットを信じる」
「…同じだ」
自分と同じだということだろうか。
嬉しそうにあいつは笑った。
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